翻訳者の仕事内容となり方


さまざまな外国語を翻訳する仕事

翻訳者は、海外の言葉で書かれている新聞や本、映画など、様々な文章、作品を翻訳することが仕事になります。
反対に、日本語で書かれているものを海外版に直すことも翻訳者の仕事として請け負っている人も多く、両方の言語を使いこなして、様々な仕事を行っていくことが基本的な仕事になります。

翻訳者と一口に言ってもその種類は様々で、映画やドラマなどの映像作品で、登場人物のセリフを日本語訳するというものや、字幕版ように文章を作成するという翻訳者、また、本を翻訳して日本版、海外版を作成するというタイプの翻訳者、ビジネス文書などを翻訳する企業翻訳者など、様々な仕事に関わっている翻訳者がいます。

翻訳者になるためにはどうすれば良いのか

自分がなりたいタイプの翻訳者によって、なるためにどうすれば良いのかが少しずつ異なっていきます。
まず企業用の翻訳者の場合は、その企業の一社員として雇用されるケースが多く、安定した給与をもらうことが出来るといえるでしょう。
翻訳以外の仕事も行うこともありますが、フリーの翻訳者に比べて、安定した生活を得ることが可能になります。
企業用の翻訳者でフリーの方を利用されている企業ももちろんいるようです。

次に、芸術作品などを翻訳するタイプの翻訳家ですが、こちらもエージェントなどに登録して、基本的にフリーで活動をしている方が多いと言われています。
エージェントを通して翻訳の仕事を受注し、受けた仕事の報酬をもらうことが出来るというタイプです。
もちろん仕事の有り無しは人によって非常に差が出るため、いくつかのエージェントに登録をしつつ、バイトをしながら生計を立てるという人も中にはいるようです。

翻訳者に必要なスキル

翻訳者の場合も仕事を得るために人伝手、コネの部分が必要になってきますので、こうした人脈を作るためにも、エージェントへの登録はもちろん、仕事を一度受注したクライアントを大切にする必要があるといえるでしょう。
クライアントによっては、一度気に入った翻訳家であれば、ずっと使い続けるような傾向がありますので、そうしたクライアントに巡り合うことが出来れば、仕事の話が直接舞い込んでくることも夢ではありません。

翻訳者として必要なスキルは言語能力はもちろんなのですが、コミュニケーション能力と、出来ればそこにスピードが加わることが理想でしょう。
クライアント側は、出来るだけ早く、正確に内容を翻訳してくれる翻訳家を求める傾向がありますので(クライアントによっては反対のこともありますが…)、いただいた仕事は正確に、スピーディーに行うことが大切になります。
そうして少しずつ実績と信頼を積み上げていくことで、仕事を受注しやすくなるといえるでしょう。